【ブログ】新しい住宅ローン「残クレ型」とは?~金利上昇でも“マイホームを手にしやすくなる”国の新制度をわかりやすく解説~

2025年に入り、住宅価格は依然として高止まり。

「家が欲しいけど、毎月の返済が重い…」

そんな声が全国で増えています。

そこで国土交通省が導入を進めているのが、

「残価設定型(残クレ型)住宅ローン」。

自動車ローンでは一般的な「残価設定」を住宅ローンに応用し、

月々の返済額を大きく下げる仕組み です。

この記事では、残クレ型住宅ローンがどんな制度なのか、

そして マイホーム購入希望者にどんなメリット・注意点があるのか をわかりやすく解説します。

■ 残価設定型住宅ローンとは?

残価設定型とは、本来なら35年ローンなどで全額返済するところを、

✔ 将来の売却価格(=残価)をあらかじめ設定
✔ 残価部分は返済しなくてよい
✔ 返済が必要なのは「残価を除いた部分だけ」

車やスマートフォンの分割払いでよくある仕組みですね。

住宅にもこれを導入することで、

➤ 毎月の返済額を大きく抑え、買いやすくする
➤ 将来売却するときに、残価と実際の売値で精算する

という考え方です。

■ なぜ国が後押しするのか?

国交省は、住宅金融支援機構を通じて 銀行向けの保険制度 を提供します。

つまり、

🔹 銀行が残価を設定しても、返済不能リスクは国がカバー

→ 銀行が安心して残価設定型ローンを提供できる

という仕組みです。

住宅価格が高騰する時代でも、

より多くの人がマイホームを持てるようにするための制度 と言えます。

■ 残クレ住宅ローンのメリット

◎ ① 月々の返済額が大幅に下がる

たとえば4,000万円の物件で残価を1,000万円に設定した場合、

返済対象は3,000万円のみ。

月々の負担は大幅に軽くなります。

◎ ② 将来の売却を前提に購入しやすくなる

転勤が多い人、ライフスタイルが変わりやすい人にとって、

「最後まで住む必要がない」ことは大きなメリット。

◎ ③ 高騰した住宅価格でも手が届く

近年の都市圏のマンション価格は上昇したまま。

残クレ型はその“価格ショック”を緩和します。

■ 残クレ住宅ローンのデメリット・注意点

▲ ① 最終的な残価より売却価格が下がったら差額を負担

例:残価1,000万円

売却価格800万円 → 差額の200万円は自己負担。

▲ ② “買い替え前提”になる可能性がある

35年住むつもりなら通常ローンのほうが合理的。

残クレは

「10〜15年で買い替えるライフプラン向け」 と言えます。

▲ ③ 金利上昇局面では残価設定が低めになる可能性

銀行はリスクを嫌うため、残価が慎重に設定される場合があります。

■ どんな人に向いている住宅ローン?

✔ 転勤・移住が多い人
✔ 10〜20年以内に売却・住み替え予定の人
✔ 月々の支払い負担を抑えたい人
✔ 都市部の高額マンションを検討している人

逆に「ずっと住む前提の戸建て」タイプにはあまり向きません。

■ 今後、住宅購入の“新しい当たり前”になる可能性

国が支援に入ることで、

銀行は積極的に新型住宅ローンを提供しやすくなります。

これは今後の日本の住宅政策にとって大きな転換点で、

「家を買う=35年フルローンで返済する」
という時代が終わる可能性があります。

ヨーロッパ・アメリカでは「期間短め・買い替え前提」が一般的。

日本もそのスタイルに近づく流れと考えられます。

■ まとめ:残クレ住宅ローンは“住宅価格高騰時代”の一つの選択肢

残価設定型ローンは賛否あるものの、

今の時代に合った“住宅取得の新しい形”です。

◎ 月々の負担は軽くしたい
◎ 売却前提のライフプラン
◎ 都市部でマイホームを諦めたくない

こうした人にとって、

残クレ型住宅ローンは「家を持つチャンス」を広げる制度 と言えます。

マイホーム購入を検討している方は、

必ず「通常ローン」と比較しながら検討してみてください。

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