【ブログ】老後不安に備えるヒント~対外純資産が世界一の日本。実は、住宅ローンが「老後対策」になる理由~

こんにちは。今回は「住宅ローンを組んで家を買うことが、実は老後対策になる」というお話を、少し経済の視点も交えてわかりやすくお伝えします。
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◆ 「借金大国ニッポン」は本当?
ニュースなどでよく「日本は借金大国」と聞くことがあります。実際、政府の借金(国の借金)は1000兆円を超えており、GDP比で見ると世界でもトップクラスです。
でも、ここで忘れてはいけないのが**「誰から借りているのか」**ということ。
日本政府が借りている相手の多くは、実は日本国内の国民や民間企業、そして銀行や保険会社などの金融機関です。つまり、「国全体」で見ると、国内でお金が回っているだけとも言えます。
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世界一の「対外純資産」って何?
一方、日本は**「対外純資産」が世界一**。これは、日本が海外に持っている資産(株式や債券、不動産など)から、海外から借りているお金を差し引いた「純粋な持ち分」です。
つまり、日本という国は外国にたくさんお金を貸していて、借金は少ないという構図なんですね。
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インフレが進めば借金は「目減り」する
インフレ(物価の上昇)が進むと、お金の価値は下がります。
これは、政府にとっても国民にとっても重要なポイントです。たとえば、1000万円の借金をしていても、インフレが進めばその1000万円の「実質的な重さ」は軽くなるんです。
同じように、住宅ローンもインフレで目減りします。たとえば、月々10万円の返済をしていても、物価や給料が上がれば、10万円の価値が相対的に小さくなる、というイメージです。
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持ち家は「老後の家賃負担」をゼロにする
老後に大きな負担となるのが「住居費」です。
賃貸の場合、年金生活になっても家賃を払い続けなければなりません。年金が減る中での固定支出は、かなりのストレスです。
一方で、現役のうちに住宅ローンを完済しておけば、老後は「家賃ゼロ」で生活できます。
さらに、資産としての「持ち家」が残りますから、いざというときに売却やリバースモーゲージなどの選択肢も取れるんです。
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まとめ:家を買うことは、資産形成であり、老後対策でもある
• 日本の政府の借金は、国民から借りているお金
• 日本は対外的には「世界一の資産保有国」
• インフレが進めば、借金の重さは軽くなる
• 持ち家は、老後の生活を安定させる最強の武器
もちろん、無理なローンや身の丈に合わない購入は避けるべきですが、堅実に返済できる計画であれば、住宅購入は「最強の老後対策」になり得るのです。
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「将来が不安だから家は買わない」ではなく、
「将来が不安だからこそ、家を持つ」――そんな考え方が、これからの時代にフィットしてくるのかもしれません。
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ご希望に応じて、もう少し短くしたり、具体例(年収やローンの金利など)を入れることも可能です。必要であればお気軽にどうぞ!