【ブログ】名古屋の地価は“まだ上がる”_開発計画と再評価が生む、不動産価値上昇のシナリオ

「名古屋の不動産は地味で安定型」──そんなイメージを持つ人も少なくないかもしれません。
しかし、2025年現在の名古屋周辺は、**静かに・しかし確実に“不動産価値が再評価”**されるフェーズに入っています。
その背景にあるのが、大規模な開発計画と交通インフラの強化です。
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1. 名古屋を変える“リニア中央新幹線”の衝撃
• 品川〜名古屋間を約40分に短縮
• 開業予定:2034年(早ければ)
• 地下での工事が進行中
これにより名古屋は「東京の通勤圏」としても再定義され、
東名阪をまたぐ“経済トライアングル”の中心都市として浮上。
→ 名駅周辺の商業・住宅地価は継続上昇中
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2. 名駅周辺の“超高層再開発”ラッシュ
名古屋駅前ではこの10年で以下のような再開発が集中:
• グローバルゲート(ささしまライブ)
• JPタワー名古屋(KITTE)
• 大名古屋ビルヂングのリニューアル
• 名鉄百貨店・名鉄再開発計画(地上40階級)
これらの開発は「観光目的」ではなく、ビジネス・居住機能を強化する都市構造を形成しており、
都心部の地価・物件価格の底上げが起こっています。
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3. 地域別に見る“上昇エリア”のポイント
【名駅エリア】
• 地価上昇率:年5〜8%ペース(国土交通省調査ベース)
• 高級レジデンス開発が増加
• タワマン+投資物件への引き合いも強い
【ささしま・中村区】
• 再開発エリアとして注目
• 若年層・ファミリー層の転入増
• 賃料相場も上昇中
【東区・千種区】
• 文教・医療エリアとして人気
• 地下鉄沿線の利便性・資産安定性が評価
【名古屋市郊外(長久手、日進、豊田方面)】
• リニモ沿線、IKEA・モリコロパーク周辺で住宅ニーズ増加
• 土地価格は依然上昇余地あり(坪単価20万〜30万円台)
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4. 金利上昇懸念よりも、“実需+インフレ耐性”が優先
一部では「金利上昇=住宅価格下落」と懸念する声もあります。
しかし名古屋市内の不動産は、
• 都心部にまだ“割安感”がある
• 賃料利回りが堅調(表面5〜6%)
• 実需と投資の“ハイブリッド需要”が存在
という点で、**今後のインフレにも耐え得る「強いエリア」**といえます。
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5. 今後注目すべき「開発+価格上昇」シグナル
• 「リニア開通を見据えた再開発用地」の売却が加速
• 鉄道・商業施設の複合開発による地価の“押し上げ効果”
• 郊外の戸建て人気 → 都心中古マンションへの回帰トレンド
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結論:今の名古屋は“割安な東京・大阪”である
都市としてのポテンシャルはすでに東京・大阪級。
しかし、不動産価格はまだ2〜3割程度割安な水準。
• 東京の坪単価:500万円〜
• 名古屋駅周辺:200万円前後
• 郊外:50万未満も多数
再評価は“始まってからでは遅い”
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まとめ
視点 ポイント
リニア 経済圏の中心化・地価上昇を後押し
名駅再開発 高層ビル・商業施設で資産価値が安定
郊外都市 人口流入エリアとして今後も堅調
投資面 実需+投資の両輪が支える
資産戦略 インフレ耐性のある実物資産として有効